ぱせり倶楽部

blog 2006.7.4~2018.8.1

ふたつの月の物語

ふたつの月の物語 富安陽子

養護施設で育った美月(みづき)と、育ての親を失ったばかりの月明(あかり)。
ある日津田節子という富豪の別荘に、養子候補として招かれる。
彼女が、二人を探しだした条件は4つ。
十四年前の四月生まれの子供であること
両親及び血縁者が一人も居ない、あるいは所在不明であること
出生場所、出生時の状況が不明であること
ただし出生につながる手がかりを有していて、その手がかりは「月」に関係していること
二人には共通の秘密があった。
ひとつは夜目が効くということ。そしてもうひとつは・・・。

なんというか、好きな作家の話の中で、魂呼びの神事だの祝詞だの、
身近な言葉を見てドキドキする。
神主と、巫女と、地主の一族と、神事を守る者、そして神。
最後まで一気に読ませるなあ。和風ファンタジーお好きな方はどうぞ。
シノダシリーズより、ちょっと読者対象年齢が上だな。